海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
だけどオレは1年時代から桐生の事がちょっとだけ気になっていた。


決して前に出るタイプじゃないけれど、桐生は……なんつーか………癒される。


ホンワ~~~としたオーラが漂ってて……イライラしてても桐生の傍にいると、不思議と安らぎそう。


オレの中の桐生へのイメージって、そんな感じだな。


「なぁーに桐生の事見つめてるんだよ卓磨」


「へっ!?」


俊哉の方を見ると、超ニヤニヤと口元を緩めてる。


「話しかけてみたらどうだ?」


トンッと背中を押され………オレは桐生・外山・浜口の所へ足を進めた。


「卓磨!?」
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