海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
いち早く反応した外山と浜口が、勢い良く振り返った。
2人共オレを視界に捉えた瞬間、ビキッと固まる。
真ん中に挟まれた海だけは、思いっきり固まってから恐る恐るこちらを振り向いた。
顔色は真っ青で、目だけは真逆の真っ赤。
「た……くま君………!?いつから……!?」
呆然とオレを凝視する海に、オレは乾いた笑い声をあげた。
「海、そんなに音楽祭が嫌なら、出るのやめればいいじゃん」
「え………」
「まだ1週間あるから、間に合うぞ?出場辞退。現にオレだって、去年ばあちゃんの葬式で、出場直前で取り止めたしな」
2人共オレを視界に捉えた瞬間、ビキッと固まる。
真ん中に挟まれた海だけは、思いっきり固まってから恐る恐るこちらを振り向いた。
顔色は真っ青で、目だけは真逆の真っ赤。
「た……くま君………!?いつから……!?」
呆然とオレを凝視する海に、オレは乾いた笑い声をあげた。
「海、そんなに音楽祭が嫌なら、出るのやめればいいじゃん」
「え………」
「まだ1週間あるから、間に合うぞ?出場辞退。現にオレだって、去年ばあちゃんの葬式で、出場直前で取り止めたしな」