海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
何なんだよと思いながらも、チャイムが鳴ったからには席に戻らなければならない。


「じゃあな」


「ハーイ」


「では」


「う、うん……//////」


テレて真っ赤な桐生に一瞬だけ笑顔を向け、席に戻る。


案の定、虎と俊哉がメッチャニヤニヤしながら待っていた。


「2人共なんだその顔……気持ち悪い」


イスに座ると、虎に肩に手を回された。


「楽しかったかぁ?桐生さんとの会話!今お前の事クラスの男子の殆どがうらやましがってたぞ!!」


そんな事を言われ、何気なく教室を見渡す。


マジだ…超見られてたよオレ。
< 28 / 403 >

この作品をシェア

pagetop