海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
「ダメね。海ちゃん、緊張MAXですよ」


アイが冬柴君と茶竹君に言うと、卓磨君が座ってる私の目線に合わせて腰を曲げた。


「大丈夫だって海。あんだけ練習したんだ。きっと上手く行くよ」


穏やかな優しい瞳と声を与えられ、血の気が引いていた顔の血液の巡りが良くなりました。


「う、うん……!頑張るね私!」


「皆ーー、そろそろ音楽祭始まるから、席に着けーーー」


先生が大声を張り上げ、皆自分のイスに座る。


数分後、全校生徒が体育館に集まり終わった。


そう……今日はとうとう来ちゃった


音楽祭、当日です!!
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