海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
「分かった。もうちょっと練習したら、聴かせるね」


「ホントですか!?」


「やった~~~♪楽しみに待ってるねーーー」


喜ぶ小梅とアイを見て、私も顔が緩む。


丁度その時、同じクラスの茶竹君が小梅が落とした手帳を拾った。


「は、浜口、手帳落としたぞ……//////」


真っ赤になりながら茶竹君が小梅に手帳を渡すのを、後ろで桜土君と桜土君・茶竹君と仲良しの冬柴君がニヤニヤと眺めてる。


アイを見ると、アイもニヤニヤしてた。


「あっ、ありがとうございます茶竹君」


無意識に上目遣いをしてお礼を言う小梅。
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