海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
1人でホワホワハートを放ってると、両肩に重みが………


「挨拶交わしただけでテレちゃうなんて、海ちゃんはなんでそんなにカワイイんでしょうねぇーーー?」


アイさん…酔っ払った中年サラリーマンみたいになってるよ。


「私はカワイくありません。ホラアイ、部活始まるんじゃない?」


時計を指差して言うと、“ヤバッ!”と慌て出したアイ。


「じゃあね海!早く歌聴かせてね!」


「バイバーイ」


写真部のアイ、茶道部の小梅を見送り、他のクラスメイトが去るのを待った。


この日、さっさと帰ってたら……


どうなってたんだろ?
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