海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
苦笑いのまま、一旦紅茶を飲んで気を落ち着かせる私。


甘い紅茶が、体中に染み渡って行った。


「あのね?桜土君なんか私の歌に凄い感動してくれたの。やっぱり優しい人だよね桜土君」


同時にズッコケる、小梅とアイ。


「海は相変わらず自分の歌がメチャクチャ上手いってあまり自覚が無いわね………」


「歌手になれそうな位上手なのに…もったいないです」


2人が何か言ってるけど、よく分からなかったのでスルーしといた。


「で、その後、桜土君が音楽室でピアノを弾いてくれたんだ」


私の発言に、2人共目を見開いた。
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