明日目が覚めたら
ウルルは、にっこり笑って、


「信じていただけるなら、協力してください。

 私は呪いの媒体なのです。

 そしてこの国に

 その呪いの一つが存在することを痣が証明しています。

 明日の夜までにその呪いが解かれない場合、

 私自身が消滅するか、

 呪い自体が消滅します。」


「それは、本当なのか?」


「実際のところは、これが真実かどうかは、

 分からない。

 アレクが、調べて考えた仮説でしかない。

 一つ言えるのは、私は命をかけているということ。」


「姫は、呪いがどこに存在するか
 
 判ったのですか?」


そう質問したアレクに


「王様と、王妃様、それと、ブレイド王子。

 なくなった王妃様の思いがこの呪いの始まりだと思う。」







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