明日目が覚めたら
「わかった。分かったから。」


アルはお手上げ、というポ-ズでアレク傍に行き、

パチンと指を鳴らして暗示を解除した。

その場に力なく崩れたアレクにウルルが駆け寄る。

「作戦失敗だな…、兄さんへの暗示は完璧だったハズなのに。

 まさか、姫の声で反応するとは、

 そこまで、、とはね、、

 今日のところはこの辺で引いてやるよ。

 とりあえず暗示は解けてるから

 今度は煙じゃかからないよ。


 じゃあね、お姫様!」


そう言うと目の前からフイっと姿を消した。
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