明日目が覚めたら
3人にもどった一行は無事砂漠を越え、

隣国スダクに到着した。

アレクはすこぶる機嫌が悪い。


ウルルは意識を戻したアレクに、すべての事実を話した。

それを聞いてアルの心中は穏やかでない。



ウルルが秘密を持っていたことと、

そのせいで危険な目にあったこと、

しかもそれは、自分が知らないうちに自分が起こしていた。

そして、また、巻き込む可能性がある。

それが何より怖い。


「どうしたらいいんだ。」

愛馬ゼロに揺られながら苦悩していた。


「サンドラ!」

アレクはサンドラを呼び耳打ちした。

サンドラは一瞬顔色を変えたが、

頷いた。


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