明日目が覚めたら
「失礼な方ね!もう戻ります。」


走り去るウルルを見つめながら、


シ-ルドが呆れた顔しながら、


「気のないフリしながら、一番気になってたわけ?

 卑怯だなあサ-ブルは。」


「はあ?そんなわけ無いだろう、

 生意気女に一泡吹かせてやりたかっただけだ。」


「それなら手を出すなよ、

 兄貴達も既に手を出してるし、

 双子のお前と敵対するのは嫌だからな。

 気に入ってるんだ、生意気で、賢くて美しい女。

 その上、あの豊かな国が手に入る。

 一石二鳥だろ?」

「この国を救いたいんじゃなかったのか。」

「この国はお前がなかから変えればいい。

 僕が、ウルルのと婚姻して外から援助する。

 素晴らしい案だろう?」
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