ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
つーか、キスするとかありえねぇ…
手で口をこする。
感触がまだ残っている。
これがアイツとだったらって思うオレは、サイテー?
「あっ、瑞希だぁ!」
昇降口で誰かがオレの名前を呼んだ。
オレのいる位置からじゃ逆光で見えなかったけど、徐々に慣れてくると誰だかがハッキリとわかった。
「よっ、菜々」
オレは軽く手を挙げた。
「瑞希、なんでいるのー?」
「それはこっちのセリフだし。みんなもう帰っただろ?」
「うん。そうなんだけどさっ…先生にちょっと頼まれちゃって」
そう言って笑った菜々に、オレはドキッとした。
できるなら、いますぐ抱き締めたいくらいだ。