オレンジ・ドロップ
-- 15:00過ぎ
「あ~~~~っ!!!」
「居た~~~!!」
この声で安心を抱く
「紀、凛ちゃん~何処にいたの?」
トコちゃん
「それはこっちが聞きたいよ」
「私達すぐにベンチに戻ったら皆いないし」
「ずっと探してたんだよ!!」
紀ちゃんと凛ちゃんがかわるがわる答える
ずっと?
「ゴメン、良いが醒めたからサーキットの所にいたの」
「すぐに戻ったんだけどいなかったから13時くらいまでここで待ってただ」
「でも、こなかったからお昼行ったのかね? って言ってたの」
今度はトコちゃんとエンちゃんが代わる代わる答える
「そんなに待ってたの?」
「うちらももう少し待ってれば良かったね?」
「でも……良かった。私達、サヤとエンちゃんとトコちゃんに何か遭ったんじゃないかって? 心配で何も乗れなかったんだよ」
何も……乗らなかったの?
ゴメン
やっぱりずっと待ってれば良かったね?
皆安心し、方を抱き合い涙を流す