片想いだったね


国語の授業が終わってまっすと一緒に翼のいるB組に向かう。


正直B組には仲の良い友達も少なくて、違うクラスの匂いと雰囲気で恐縮してしまう。


見渡す限り、翼の姿が見当たらない。


困ったなと思っていたら、近くにいた女子が私達に向かってくる。



「そのバック、翼のじゃん。何でアンタが。」



いきなりのアンタ呼ばわりする女子は、



「景子っ、そんな言い方ないでしょ?翼が美紀の所に置いてったんだから。」

「………ふん。」



噂通りの景子の態度。


「……これさ、悪いんだけど翼に渡してもらって良い?」

「………………。」


バックを景子に差し出すと、奪い取るようにバッ!とバックを取り上げられる。


「行こう、まっす。」

「……………。」




むっかつくあの女!!!!




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