片想いだったね


内山が自分の席に座り、まっすと私は授業が始まっても小さい声で翼の話題をしていた。


「彼女いたんじゃない?」

「え~、私聞いたことないよ。」

「お姉ちゃんの友達とか?」

「う~ん、わかんない。」

「私、このバック持っててヤバくない?」

「ヤバイていうか、渡した側としては面白くないよね。」

「だよねっ!?」



「高木っ!下山っ!授業中うるせーぞっ!」



国語の先生が私達に注意をしてきて、周りからクスクス笑われて小さくなる。


机の横に翼のバックをかけているけど、もし私が翼にチョコレートをあげた立場なら絶対面白くない。


授業が終わったらちゃんと渡そう。


絶対本気で好きで翼の為に作った子だっているんだし。


そう決めて、国語の漢字の問題に集中した。



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