片想いだったね
「だから、なんなの?」
「…………。」
まっすも多分少し怖いのか、私の横で黙っている。私だって、ちょっと怖いよ。
翼の悪い噂も少しは聞いてる。他校の男子と喧嘩したとか、先輩にヤキが入ったのに次の日には仕返しに行ったとか。
だけど私もまっすも翼の機嫌を損ねることなんてしてないハズだよ。
「……翼、わかんないよ。言ってよ。」
「ん~。コレ~。」
出されたバックをよく見ると、
さっきまで甘くて良い匂いがしていたハズなのに、グチャグチャになったお菓子の袋や空箱、給食の残飯に牛乳が注ぎ混まれていて嫌な匂いがしていた。
唖然とした。
「……なにコレ?」
「ひど……。」
私もまっすも思わず口を押さえて翼を見ると、やっぱりまだ変わらない怖い翼がそこにいた。