片想いだったね
「やれやれーーっ!!」
「まっす行けーっ!!」
「池田も負けんなー!」
一年の階に響き渡る大きな野次の声。
人をかき分けて騒いでいる中心にたどり着くと、
景子に馬乗りされたまっすの姿。
まっすは鼻から血が出ていた。
何かが切れる音がした。
「離れろよっ!!!」
まっすの上に乗っている景子を思い切り突き飛ばして景子を転がす。
「まっす大丈夫っ!?」
「……痛い。鼻、痛い。」
倒れているまっすを起こしていると、
「ブス!何すんのよ!!」
と、思い切り後頭部に景子の蹴りが入る。
だけど怒りで痛みは全く感じない。
「アンタこそ何すんのよっ!!!」
私は人目を気にせず景子の顔を目掛けて拳を握って向かって行った。