片想いだったね
歩いていると同級生が私の顔を見ながらヒソヒソと話して、男子は私の顔を見ては笑っている。
何よ。
見ないでよ。
どうせ酷い顔なんでしょ。
右腕がやたらと痛くて、左腕で支えて保健室まで歩くけど、正直痛くて痛くて、何度も座り込みたくなる。
「美紀っ!!」
翼がまた私の所に来るけど私はもう無視をした。どうせ酷い顔だし、翼は私を信じてないんだもん。
助けてもらうなんてされたくないよ。
これ以上私を振り回さないで欲しい。
そしてあの可愛い顔を傷ついたまっすを思うと涙が出そうになる。
何でこんな目に。
何でこんな痛い思いしなきゃいけないのよ。
悔しくて涙がボロボロ流れて座り込んでしまう。
「………美紀、背中乗って?」
アンタのせいだ。
アンタのせいだよ。
痛くて動けないよ。
悲しくて動けない。
「………翼が悪いんだよぉぉ…うぅ…。」
私は翼の背中に身体を任せて、翼の背中で声に出して泣いた。