片想いだったね



「美紀っ!!」

「高木っ、大丈夫か!?」



翼におんぶされながら保健室に入ると、内山と鼻にガーゼと、オデコを保健室の先生に消毒されているまっすが保健室の長椅子に座っていた。


「あらら~。こっちの方がだいぶ重傷サンね。ハイ、横になって~。」


と、お母さんくらいの保健室の先生に指示をされる。






「翼っ、テメーっ!!」


内山が翼の胸ぐらを掴みにかかる。


「コラコラっ!ここは怪我人を治す場所で、怪我人を作るところじゃないのっ!喧嘩するなら帰ってもらうよ!」


先生に渇を入れられて内山が不満そうに翼の胸ぐらをグイッと離す。


「翼、テメー出てけよ。テメーのせいでこうなったんだよ。」

「…………。」


まっすがそうだそうだと頷いてる。正直私も手当てされながらそう思ってる。


「痛いっ!先生痛いっ!」

「我慢しなさいっ!!」


顔中消毒されながら、染みる痛みに身体が反応しちゃう。反応すると今度は身体の痛みが全身に走る。




「……美紀、大丈夫?」


翼が私の側から動かない。

大丈夫じゃないよと翼に言いたい。

だけど翼、






さっきからいつものように語尾伸ばして喋らないね。


いつもみたいにチャラくないね。




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