片想いだったね
「ほい、鞄~。」
「翼の鞄は?」
「サボって学校抜けて武山家に置いてきた~。」
「不良~。取りに行きなよ。」
「明日武山が持ってきてくれるっしょ~。」
玄関で靴を履き替えて外に出る。
他にも下校している生徒がチラホラいて、私と翼が並んで歩いてのを見られる。
いや、見られてるのは私の顔か?
「翼、私の顔酷い?」
「ん~、どこに体当たりしたんですか~?って顔してる。」
「アハハハハっ!痛いっ!」
「あ~んま喋るな~。響くから。」
歩くだけでも蹴られた太ももとか痛くて、笑うだけでも顔中ピリピリする。
「お嫁に行けなくなるわ…。」
「アハハ~。お嫁に行く頃には治ってるっしょ~。」