片想いだったね


川原の橋が見えるけど、岬ッチらしい姿がまだ見当たらない。


私は橋のそばに自転車を停めて、岬ッチが来るのを汗をかきそうになりながら待っていた。





と、自転車に乗った岬ッチが私が通ってきた別の道からここに向かって走ってくるのが見える。



深呼吸して空を見た。








空が青いのを確認する。





確認しなくてもわかるのは、





「ごめん、ちょっと遅れた。」




岬ッチが好きだよって思うこと。





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