片想いだったね
「………でもさ、いつこの関係が壊れるのかが不安だった。みほちゃんと……楽しそうにしてる岬ッチといつ終わっちゃうのか怖かった。」
「…………………。」
「…………ねぇ岬ッチ。
みほちゃんのこと…好き?」
遠くで子供たちが楽しそうに走ってる声が聞こえる。蝉の声は止むことなく鳴き続けていた。
岬ッチ、大好きだよ。
岬ッチ、本当に大好きだよ。
岬ッチは静かに私に答えた。
「………………。」