冷血ボーイ




「ひっどぉい!あたしだって!あたし!」





あたしだって、あたし!と顔面を突き付けられても…。




オレオレ詐欺じゃねぇんだから…。

あたしあたし!とか言うのヤメろよ。




「なにぃ?忘れちゃったの?」




俺のシャツをクイッと引っ張りながら、不思議そうな顔をしたそいつ。




知らねぇもんは知らねぇ。




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