冷血ボーイ
それからもうひとつ、ラインがきてあたしは一気に顔が熱くなった。
そこには。
【まあそんなひまが好きだから】
なんだろ。
不意に好きとか言われると、心の準備が出来てなくて…いつもより嬉しくなって…。
手が震えて返事ができない…。
とりあえず無視はダメだと思ったから、“ありがとう”的な表情をしたスタンプを送信した。
教室に足を踏み入れると、葵が飛びついてきた。
少しだけヒヤッとした。
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