冷血ボーイ




電気の付いてない秘密基地。




窓から差し込む太陽が

電気みたいなものだから余計怖い。




「いない、よね」




あたしは来た道を戻ろうとして、

後ずさりした。

…そのとき。




トンッと背中が

誰かとぶつかってハッとした。




だって、だって…。




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