冷血ボーイ



・玲央side・



うざい…。

まじでうざい。


とりあえず、あいつは巻けたか。



オレは人気のない廊下の壁から

ヒョコッと顔を出して

辺りを確認した。



ふー…もういないみてぇだな。

早くしないと、STに遅れる…。



「みーつけた!」


「げっ…」


「あっ…!待ってよ!!」



< 66 / 312 >

この作品をシェア

pagetop