サヨナラと言いたかった
妙にはっきりとした夢で目が覚めた瞬間、
なんとも言えない気分の悪さが、もやもやと胸の奥に残っていた。



隣を見ると、和真と七波は、静かな寝息をたてながらまだ眠っている。





――――眩暈がする。



車に酔ったときのような軽い吐き気がして、私は一人で寝室を出た。


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