希望の光~今を生きる勇者たち~
そんな話をしているうちに
授業が終わり生徒たちが保健室にはいてきた
「せんせ~、具合悪いから休まして~」
「駄目よ、まみチャンは元気でしょ~」
先生に簡単にあしらわれたのは
同じ部活で同じクラス
まみだった
「あさみとゆうじゃん!!またサボってたのか~?」
はい、この子はずばずば言います
「まあそんなとこかな?」
ゆうが答えると
「いいな~ずるいww」
まみはいい人人の話をちゃんと聞いてくれる
そして中学校のトップチームに君臨していた
だからかなんとなく気を使う
「まみは休まないの?」
「休めないよ~、先生ひどいから」
そんな話をしていると
一人の男子が入ってきた
あたしはあまり見覚えなかったけど
周りはみんな知っていた
「先生~寝る」
その言葉をの言葉を残して
ベットにねっころがった
「駄目だよ~あき君。また寝不足でしょ~さっさと授業にいく!!」
「はぁ~?何でよ~。男子だけ差別だ~」
そんな言葉を残しながら帰っていった
「じゃああたしも行くね、あさみ、ゆうどうすんの?そろそろ出席日数やばいんじゃない?」
まみの言うことは最もだった
わたしの学年は受験生
授業に出ないのは進路に関わることだった
まみの発言にもっとも敏感に反応したのは
「あたしは行こうかな」
ゆうだった
ゆうは少なくても真面目の部類に入る
だからか進路については真剣に考えていた
「じゃあ行こう!!あさみはのこる?」
「うん」
「じゃあまたね」
そういって出て行った

こんな日常が繰り返す日々が退屈で
将来に希望も夢も明日にすら
期待がなかった
怖かった
明日になるのが
毎日を生きることに絶望していた
そんなあたしは
タバコ、リスカそれを繰り返す日々
受験もどうでも良かった
高校に行く気もなかった
毎日が苦痛で憂鬱だった
< 3 / 8 >

この作品をシェア

pagetop