甘美な口づけ

その椅子に深く腰かけ、スカートのプリーツをひとつひとつ直していく私に。


「今日は、カットとカラーでよかったよな?」


「うん、カラーは……」


「おまかせだろ?」


「えっ、ちょ……違っ!」



首を捻って後ろの奴に抗議した私をまるっと無視して、器用な手先が私の髪をとかしていく。


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