遠山先生と愉快な1年B組
調理場に着くと、すでにいくつかの班が作業を始めていた。


「ここにある食材を使っても良いし使わなくてもいいですよ」

そこには、ニンジン・かぼちゃ・ジャガイモ・肉・もちろんカレー粉。

カレーを作るのに必要なものが用意されていた。

「他にも使いたいものがあったら、前に取りに行ってくださいね。チョコレートとか麺汁とかありますから」

おおよそ、カレー作りに必要のないものが用意されているらしい。


「じゃあ。わたしは見てますから、頑張ってくださいねー」

そう言いながらどこかに行こうとするのを付いていくと。

「先生も作ってください」

・・・・戻された。


「先生も一緒に作るんですかー?」

洗った手ハンカチで拭きながら、そう尋ねてきたのは向井美咲。

「なんだ。不満でもあるのか?」

「いえ。先生、料理下手そう」

不満ありありじゃねーか。

「勝手に俺の出来ることを減らすな。何年一人暮らしやってると思ってる!料理くらいできるわ!」


前回のロングホームルームで氷砂糖を取られていた件もある。

今、こいつに馬鹿にされるのはなんか癪だ。




取り敢えず、俺のスイッチは入った。
< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop