チョコレートトラップ
屈託のない笑顔の高橋くん。
その笑顔を独り占め出来たら、
どれだけ嬉しいだろう。
と突然、
制服の右ポケットが小刻みに
震え出す。
お気に入りのカバーが
かかっているスマートフォンを
取り出すと、
後藤先生にばれないように
机の下に素早く隠す。
よかった、
マナーモードにしておいて。
メール画面を見ると、
そこにはさっきまで一緒にいた
凛の名前が表示されていた。
『芹菜、大丈夫だった?
ゴトっちに捕まってない?』
“ゴトっち”
私たちは後藤先生のことを
そう呼んでいる。
他の先生では
ありえないことなんだけれど、
先生本人に対しても
そう呼んでいる。
まぁ、先生が怒るどころか
「可愛い」なんて言ってるから
呼べるんだけれど。
その笑顔を独り占め出来たら、
どれだけ嬉しいだろう。
と突然、
制服の右ポケットが小刻みに
震え出す。
お気に入りのカバーが
かかっているスマートフォンを
取り出すと、
後藤先生にばれないように
机の下に素早く隠す。
よかった、
マナーモードにしておいて。
メール画面を見ると、
そこにはさっきまで一緒にいた
凛の名前が表示されていた。
『芹菜、大丈夫だった?
ゴトっちに捕まってない?』
“ゴトっち”
私たちは後藤先生のことを
そう呼んでいる。
他の先生では
ありえないことなんだけれど、
先生本人に対しても
そう呼んでいる。
まぁ、先生が怒るどころか
「可愛い」なんて言ってるから
呼べるんだけれど。