御曹司の秘書さんの日常◆
「昴もさっさと一度結婚して、嫌なら別れりゃいいんだよ。」
社長としてちょっと最低なことを口にしながら、
樹はコーヒーを飲み干した。
「そしたら、会長もおとなしくなるだろ?」
どうやら、樹の結婚を焦っているのは父である会長らしい。
武は、今日の業務を確認しながら、昴の分のコーヒーを入れた。
「兄貴。俺はやっぱり結婚は好きな人としたいし、
別に家や会社の利益になる人とーーとか考えたくなし。
離婚前提になんて、結婚できないよ?
大体、俺、純情だよ?浮気とか無理だし。
---なぁ。武。」
急に話をフラれて
武は驚く。
「はーー?はい?
まぁ。そうですね・・・・」
思わず言葉が上ずってしまう。
人妻のセフレがいる身分としては
キレイゴトなセリフに思った以上に動揺してしまった。