Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
コンコン!
「どうぞ」
病室に入ると
「あ、あかちゃん」
ちょうど赤ちゃんがいた。
「今、授乳が済んで赤ちゃんも此所で一休みなの。ほら双子だから大変なのよ」
そうよね。
纏めて飲ますわけには行かないもんね。
「おばちゃん、おめでとうございます。はい」
「涼ちゃん、ありがとう。綺麗な紫陽花ね」
「うん、おばあちゃんちのにわにさいてたのをもらってきたの。 おばちゃんおはなすきでしょ」
「大好きよ」
涼もいっちょまえになってきたわね。
部屋にあった花瓶に紫陽花を挿して涼はニコニコ。
陽菜は…ベビーベッドにへばりついて赤ちゃんを見てる。
「陽菜ちゃん、赤ちゃんと仲良くしてあげてね」
泉お姉さんの言葉に漸くこっちを向いて
「おばちゃん、あかちゃんかわいいね~ひな、おねえちゃんだからなかよくしゅるね」
またまたお姉ちゃん宣言。
「おばちゃん」
「なあに?」
「あかちゃんなまえは?」
「まだ決まってないのよ。今、慎吾さんが命名辞典片手に悩んでるわ」
えっ?お兄ちゃんが?
あ、そう言えば
「お兄ちゃんは?」
「今日も夜勤だからさっきまでいたのよ」
「おじちゃん、しごとなの?」
「うん」
「なんだ、あえないのか」
涼が残念そうに。
陽菜も
「あいたかったなぁ」
涼の真似ばかり。