Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「ん、どうした?」
「いえ、よく9年ももったなと思って」
「ん?それはどういう意味だ」
あっ!
なんかよけいなこと言ったみたい。
恭介さんの片眉が上がってるよ。
「い、いえ。お互い病気らしい病気もしないで子ども達も元気だし、お互いの実家とも上手くいってるし、仕事も順調だし…えっと…私達も喧嘩しないし…」
「どこまで続ける気だ?もう思い浮かばないだろ」
「……」
うっ!バレてる。
「ククク…ば~か」
「い、痛~い」
久しぶりにデコピンされてしまった。
「これも一重に俺のお陰だ。感謝しろよ」
「……」
『俺のお陰』
『感謝しろ』
やっぱり恭介さんは何年経っても幾つになっても『俺様』だわ。
「ん?」
わぁ~ また片眉上がりそうだよ。
「感謝してます」
「……」
「……」
な、なに、この間は?
メチャメチャ気詰まりじゃない。
「ほんとに?」
「は、はい。本当です」
「その妙に焦ってんのが嘘臭く思える」
「……」
やっぱり何年経っても幾つになっても 私は恭介さんに苛められるのね。