Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「ねぇ、まぁくん、ひな、かずくん」
お兄ちゃんが手招きしてます。
なんだろ?
リビングから和室に入って
「りょうおにいちゃん、どうしたの?」
「りょーにーたん」
和君はまだはっきりお喋り出来ない の。
2歳になったとこだから仕方ないよね。
「あのね」
お兄ちゃんが小声で
「きょうは『いいふうふのひ』だろ」
「『いいふうふのひ』なに?」
「なに?」
まぁ君と和君がキョトンと。
駄目だなぁ、男の子は。
そんなのも知らないんだから。
お兄ちゃんと陽菜が説明して
「うん、わかった」
「わぁた」
「でさ、うちのパパやママ、まぁくんたちのパパやママもふうふだけど、おじいちゃんとおばあちゃんもふうふだろ」
「えっ?」
お祖父ちゃんお祖母ちゃんも夫婦?
「ひな、しらなかった?」
知らなかったって言ったらお兄ちゃんに笑われる。
えっと…
「し、しってるよ。おばあちゃんはおじいちゃんのおよめしゃんだよ」
夫婦ってことはそういうことだよね。
「うん。だからぼくたちでおいわいしようよ」
「うん」
「しよう」
「しよー」
お祝い決定。
だけど…なにすんの?