Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「ママ、ゆきだね~しゅごいね~」
「そうね。陽菜寝なくて大丈夫なの?」
「うん。ひなおひるねしたもん。ね~おにいちゃん」
助手席に座っている涼に声をかける。
「うん。ひながぼくもいっしょにひるねしようっていうんだもん」
フフフ…
二人揃って炬燵でぐっすり昼寝をしていたもんね。
「ママ、ゆきだるまちゅくれる?」
「うん。一緒に作ろうね」
「うん」
陽菜は嬉しそうにまた窓から降る雪を眺めている。
でもそのうち…
「寝たか?」
「はい」
「涼も寝た。毛布貸してくれ」
信号待ちで恭介さんに毛布を渡して涼に掛けてもらう。