Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「それからね、おばあちゃんからクッキーもらってきたの。パパとママといっしょにたべてねって」
「パパ、ママいっちょにたべようね」
「そうね。花火が済んだら食べようね。ママもケーキ焼いたから」
えっ?ケーキ
「ひなたべたい」
「うん」
「クッククク…」
パパ?
「自分の結婚記念日に自分でケーキ焼いて祝うのか?」
「い、いいじゃないですか!食べたいんだもん」
ママは本当に可愛いです。
パパもそう思ったのか凄く優しい顔で
「志織、ん」
ママの指に何か着けました。
「恭介さん」
「わぁ~ママきれ~」
陽菜がママの手を見て嬉しそうな顔をしてます。
ママの指には緑の指輪が輝いています。
「涼、陽菜、ママに似合うか?」
「うん」
「うん。パパ、ひなもほしい」
「ん。じゃあ陽菜にもな」
陽菜の指にも指輪をはめました。
ママと同じ緑色です。
「わぁ~パパあいがと」
「陽菜、可愛いわよ」
「うん。おにいちゃん、ひな」
「うん。かわいいよ」
「ヘヘヘ…」
陽菜がニコニコ笑ってます。
「恭介さん、ありがとう」
「ん」
パパもママも嬉しそうです。
そんな二人を見て僕も陽菜も嬉しいです。