雲雀の如く



生きていた。



たとえ形が違えども。





人間と妖。


耀様の妻は、妖なのか…?


「尊、耀様の妻も、妖か?」




「人間です」




「妻の名は?」













「────胡蝶です」



その名を聞いた瞬間、



何かが散った。







静かに………………





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