その手の中に




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ーーーーーーーーー…


ーーー

ーー…





私は気づくと





病院のベッドに横になっていた。





(いつのまに帰ってきたんだろう)



帰ってくるまでの記憶がない。




なに?




また私気を失ったの?




久しぶりに歩いたことからの足の痛みが




そうでない事を蘇らせる




カーテンの隙間から




月の光りが差し込んでくる。





「………もう夜…?」





時計を見てみると




午前1時を指していた。






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