運命‐サダメ‐
その中で鈴奈たちは、刑事さんが知っている限りのことは聞いたはずだ。
なのに、2人は何も言わなかった。
彼のことも、話しに出そうとはしなかった。
それでも私は、抜け殻に変わりはなかった。
そんなある日、少し動こうと立ち上がった瞬間、倒れてしまった。
それと同時に、意識を失った。
そのことに気付いた鈴奈たちは、急いで救急車を呼び、病院へ行った。
それは、当然の結果だった。
元々、体調が悪かった。
そのうえで、食事も取らずに過ごしていたのだから、倒れるのも当たり前だった。