運命‐サダメ‐
答える合間にも手は動き、思わず声が漏れてしまいそうになる。
「千紗ね。
オレは、彰吾。
それで、千紗も真実を知ったから共犯だな」
「なっ!
私は違うっ……!」
強く反論した。
彼が勝手に真実を話しただけなのに。
「本当にそう言える?
犯人かもしれないと思ったのに、警察には何も言わなかった。
オレを庇ったってことじゃないの?」
耳元でクスクスと笑いながらそう言う。
そんな状態から逃れたくて、前に1歩踏み出すようにして言う。