運命‐サダメ‐
手伝うことも出来ないから、
彼もそれを望まないから、
他で支えよう。
彼のキスの嵐を浴びながら、そう誓った。
「んっ……」
その間も、キスは止まらない。
息も切れ切れになって、鼓動は速すぎて、思考が停止しそうになっている。
「あっ……」
少しの隙を見つけては息をするけど、それでも酸素は回らない。
その時に、ようやく唇が離れた。
私は、ソファーの上に手をつき、肩で息をした。
メニュー