運命‐サダメ‐
だけど、ついている手が震えていて上手く息が出来ない。
今にも崩れ落ちそうだった。
そんな状態の私に、彼は前から抱き締めてきた。
そのままゆっくりとソファーに寝かせ、彼は私に馬乗りになった。
「ちょっ……ちょっと!
何しているんですか!?」
いきなりの彼の行動に、驚いて焦った。
そこまでされるとは思っていなかったから。
これは、どう考えてもヤバイ気がする。
なんとか逃れようとするけど、彼はビクともしない。