A quirk of fate
「・・・千葉財閥の千葉良太郎の娘。
でもあり航生の過去の恋人
島田優香さんでもある・・・」
「じゃあ・・・
航生の忘れられない人って・・・」
「あぁ。優香のことだ」
「じゃあ、大輔は優香さんと・・・?」
「優香と結婚はしない」
「えっ!?」
「明日俺らの結婚式の打ち合わせがあるんだ。
そこに加奈たちも来てほしい」
「嫌だ・・・嫌だよ!
優香さんと結婚するの?
しないの?どっち!?」
「いいから来てくれ!
じゃないと・・・」
「・・・」
「航生が咲に苦しめられたまんまになんだよ」
「えっ?
さ・・・咲が?」
「咲はいま自分を見失ってる。
航生を手に入れるためなら
なんだってやるだろう・・・」
「咲に限ってそんな・・・」
「打ち合わせの時に
航生と優香を会わせる」
「会わせるだけじゃ
どーにもならないよ!」