消えぬ想い
―去年の夏―


「大会だー!!!」

「リードミスしないでねw」

「無理な話だwww」

そう、
私たちふたりは吹奏楽部。
TuとCl。

「矢野さ。。。指揮してる姿カッコよくない?」

「はぁ?どこが?」

「え。。。かっこいいじゃんw」

こんな話をしてる時は
まだ幸せだったのかな。。。

「でも。嫌いw」

「え・・・なんでやー!!」

「えーなんでって言われてもww」

「童顔で、スタイル良くて、頭も良くて、手もハンバーグみたいで、某有名アイドルの櫻○翔に似てるのに!?」

「まぁ、私も手は可愛いと思うよ?でもね。。。」

「性格だっていい人だよ?たまにすっごい優しいじゃん?それが好きだな。。」

「デレんのやめろ気持ちわりぃ」

「羽菜ってすっごいザクっと言うよねww」

この頃はホントに幸せだった。
先生のいいところだって言ってたし、体育祭とかもあって楽しかったから。


でも

彼女がいるなんて

思わなかった。
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