フレーム·イン《密フェチ》
まだまだ甘ちゃんの後輩でも、いっちょ前に一人前の男のヒトだなんて…認められない。
たかが眼鏡じゃないか。
そう、思考と感情を分析していた私に、
「先輩、そそっかしいなー」
彼はへらりと笑って、生意気な冗談を言った。
ああ、うん、確かにいつもの彼なんだけど。
「…調子に乗るんじゃないっ!」
「いって!」
自分の心の内を隠して、その無邪気な脳みそが詰まった頭をひっぱたく。
END.

