物語はいつも「幸せに暮らしました」で終わってほしい




「俺、結構遊んでて

いろんな女の子と付き合ったり
いろいろ最低なことばっかしてた

だから、特に好きな子もいなかったし
彼女ほしいって困ることもなかった

女なんて
ちょっと優しくすれば惚れてくれるし
ちょっと欲しいって言えばすぐヤれた

恋とか、そういうの、
本気でやってる奴らいんのかなって思ってた


でも


俺、盲目だったのかもしれない」


「え?」


「花梨ちゃんの告白が俺の心を回復させたのかもなー
ありがとーね」


「えっとぉ…?」


「でも
俺、王子だから

花梨のこと、その彼氏くんから奪っちゃう

自分の欲しいものは手に入れなきゃ気が済まないんだよねー」



――だって俺、王子だもん





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