変わった二人の変わった戦い【短編】



今日も嫌いなハイエナが
集まる学校に行く事に
ため息をつきながら
双子を送ったあと
バス停に向かい乗り込む。



『あ、美月ッ』


バスに乗り込んだ瞬間
眉をしかめる自分


『…なんでおんの』


『なんでって俺バス通学よ?』

にっこり笑って
自分の座ってる横の席を
ポンポンと叩いてる


座れって?
絶対嫌ゃ…
て思うけど周りはすべて
座られていて空いてない


仕方なくギリギリまで
離れながら座る



『んなに離れよとせんでも~俺傷つくわ』


胸に両手を当てながら
うちを見るけど別に傷つこうが
全く痛くもなんともない



『傷ついたら?別に関係ない』

ほんまにこいつ
今まであった中で
一番嫌いかもしらん…
座るだけで腹立ってくるし



『酷いなぁ相変わらずでもそういうツンツンなとこ可愛い』


可愛いていう単語にまた
眉をしかめる


『うざい可愛い言うな』


『ほら、そういう反応も』


こいつ何者?
ってくらい全然引かん

いくらこいつでも
ストレートに言えば
話しかけてこやん
て思ったんやけど…



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