森の守り姫

っていうか、この人私のこと知らないんだ…。


決して自惚れではないが、この学校で私を知らない人はいない。


いるとしたら今年入ったばかりの新入生だけだが、それもそろそろ覚えていくだろう。


理由はわからない。


だが、廊下や寮などを歩いていても妙に視線を感じるし、1年生の時なんて知らない先輩に声をかけられることもあった。

< 16 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop