ミックス・コーヒー

愛をこめて




 なぜ、俺を避ける?
 なぜ、俺の目を見ようとしない?

 いや、君は俺に近づきたくて仕方ないはずだ。
 俺から目を逸らしたくないはずだ。

 君にとって俺という人間は、なくてはならない存在なのだから。
 そうだろう?
 君が何も言わなくても、俺にはわかるんだ。

 だから、俺も君のその気持ちに答えたのだ。

 一昨日、そんな君の要望に答えて、愛をたくさん注いでやった。
 異常とも言える叫び声や、激しい抵抗には感動したよ。

 よっぽど感謝されているのかと思ったのに、昨日の君の態度はなんだ?
 俺にそんな態度をとっていいとでも思っているのか?
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